はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
私の人生で一番幸せな昼寝の日。
次女の出産を無事に終え、入院中のこと。
私と初めて離れて過ごしている長女。
何とかがんばっている彼女を少しでも甘えさせてあげたいと
入院中に1日保育園を休ませて、生まれたばかりの赤ちゃんはできるだけ看護師さんにお願いして、ゆっくり長女と過ごしました。
退院したら赤ちゃんのお世話ばかりになるので、ゆっくり甘えさせてあげられるのは今日でしばらくお預け。
たくさんお話をしたり、ベッドいっぱいにおもちゃを広げたり、絵本を読んだり、昼食をはんぶんこしたり。そして昼寝をしました。
7月上旬のまだ暑さが厳しくない頃
日差しがいっぱい降り注ぐ部屋で、まっ白い毛布に包まれ1つのベッドで2人丸まってお昼寝。
出産の疲れも相まって
吸い込まれるように眠りについて
ほんの一瞬の昼寝でしたが、柔らかくて暖かくて、幸せで
言い知れないぐらい気持ちが良かった。
2人とも生まれてきてくれてありがとう。
これが私の一番幸せな昼寝。
2年前のこの出来事を思い出したのは
長女に「何歳の時が1番好きだった?」と聞かれたから。
ちなみに彼女は5歳(今)が1番好きだそうです。